民間資本による銀行設立は、
国立銀行条例による
第一国立銀行(M6年)に始まるが、
京都第一五三国立銀行(M12年)をもって、
設立認可が打ち切られ、
以降は銀行条例による
普通銀行として設立された。
(国立銀行も普通銀行に転換)
大都市では
少数の財閥系銀行が優勢であったが
地方都市では
多数の中小資本銀行が群立し、
大正3年には2099行が存在した。
しかし戦時統制と共に
昭和18年には86行に集約される。
「明治以降本邦主要経済統計、
日本銀行統計局、昭和41年」より